英語ぺらぺら君 とは
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単語も覚えて、英文法も理解して
先生の話も良く効いて、
移動の時間を無駄にしない様に
宿題の英文を読む様にしたりしました。
しかし、私は他の生徒よりも明らかに
上達が遅いのを実感していました。授業中に外人の先生に向かって英語を使おうとするのですが、
言葉になりません。自分の言いたい事が纏まらないのです。
みんなが英会話を喋る中、私は必ず紙に書かないと、英語を喋る事ができませんでした。
授業の発表会でもメモを取って
それを棒読みしていました。
それでも、英会話スクールではなんとかやって来れましたし、
アメリカに来ればなんとかなるだろうと思っていました。
アメリカに行けば、英語力もまともになるだろう。
安易な気持ちでその英会話スクールと提携をしている
大学に行く事に決めました。
しかし、それは大きな間違いでした。
そのアメリカの大学は、信号が3つしかない田舎の村にあり
学校自体が狭いので頻繁に友人に出会う様な環境だったのですが、
とにかく日本人の数が多く、日本の友人ばかりで全く英語が上達しない環境でした。
日本人となるべく一緒にいない様にしようと考えて外国人の友達を作ろうとしました。
いつもビクビクしていて人とまともに目を合わせられない状況だったのですが、
学校の学食で勇気を出してアメリカ人女性が座っていた
テーブルに座って話しかけてみた事があります。最初はアメリカ人も愛想よく笑顔で挨拶をしてくるのですが、僕が何を言っているのか
分からないので段々笑顔が苦笑いに変わってきます。
そして、15分後位に「ちょっとトイレに行くね」と言って席を立ってしまいました。
すぐ戻ってくるんだろうと思って,コーラを飲みながら待っていたのですが、
結局彼女は2度とそのテーブルには戻ってきませんでした。
みんなが楽しそうに喋っている学食の中で僕は1人でポツンと
取り越されて20分待っていました。
こんな事を5、6回繰り返していたので、周りで見ていた日本人からも
「キモいキャラ」だと思われて友だちは誰もいませんでした。
それが対人恐怖症のきっかけでした。
段々と、対人恐怖症になり、家に引きこもる様になっていました。
話しかけるのも話しかけられるのも嫌なのです。
ピザばかり食べていたので、体重は太り、生活も不規則になっていました。
当然、私は留学生なのに英会話が全くできませんでした。
ある日、カフェでいつものピザを食べている時に外人に話しかけられました。
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